明末清初景徳鎮民窯径約 13.2cm 高約 44cmーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー古染付芙蓉手の兜鉢です。17世紀初頭、オランダやポルトガル船の扱う輸出品として大量に生産されたものです。折縁にしたこの器形を日本では兜鉢と呼びますがオランダ語でも帽子を意味する「klapmuts」と呼ばれ、西欧でも非常に人気がありました。一説によると、それまでのスープ皿と異なりスプーンがスープのなかに滑り落ちず縁に休ませることができるとして画期的で理想的な形状だったようです。また、本作は「モンスターマスク」と呼ばれる邪鬼が縁に描かれており、芙蓉手作品の中でも人気の高い作です。この邪鬼は中国古来からの神獣・饕餮を表しているという説や、空腹から己の身体を食べ尽くして顔だけになってしまったインドの怪獣・キルティムカを表しているという説などがあります。縁に虫食と3本のニュウがあります。補修はありません。保護箱が付属します。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー※照明などにより実物の色が写真と多少異なって見える場合が有りますのでご了承下さい。※大きさはおよそのサイズです。※ヤフオク、PayPayフリマのみに出品しています。無断転載の詐欺サイトにご注意ください。ほかにも古美術品を販売しております。どうぞご覧ください。（2023年 4月 23日 16時 48分 追加）※高さに誤りがあります※正しくは4.4cmです。お詫びして訂正します。