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首書四書集註[〈鼇頭〉大学章句・中庸章句・論語章句・孟子章句] 【判型】大本10巻10冊。縦277粍。 【作者】朱熹(朱子)注。 【年代等】延宝2年5月初刊。天明3年7月再刻。[京都]石田門人蔵板。[大阪]大野木市兵衛ほか売出。 【備考】分類「漢学・心学」。最終巻(「孟子集註」4巻)末尾に「京兆石田門人蔵板記」の朱印を押すように、京都の石門心学門人らによって刊行されたもの。『四書集注』は南宋の儒学者朱熹の主著で、「四書」に関する注釈を収集整理し、さらに朱熹自身の注釈を加えた『大学章句』『中庸章句』『論語集注』『孟子集注』の4編の注釈書。朱子学で重視され、宋代以降の中国近世社会で最も広く読まれた書と評される。『四書章句集注』とも。南宋の儒学者、朱熹は、「五経」への階梯として、孔子に始まり孟子へと続く道が伝えられていると考え、「四書」(『大学』『中庸』『論語』『孟子』)を重視した。朱熹は「四書」それぞれに注釈書を著し、これが『四書集注』と総称された。元において朱子学が国教化(延祐2年〈1315年〉科挙の標準解釈に採用)されて以降、朝鮮・ベトナム・日本など東アジアで広く受容された(ただし、元朝において朱熹の注釈が科挙に採用されたことは、学問に著しい功利性を生じさせ、元来の朱子学の形骸化を招いたとも言われる)(Wikipedia参照)。 ★原装・題簽付・状態概ね良好(表紙虫損、本文小虫)。記名なし・蔵書印あり。稀書。

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